看護師が医療機関で働く際、行うことになる仕事は多種多様です。
クリニックや病院によっては、患者の直接的なお世話だけではなく、電話対応が看護師の仕事になっている可能性もあります。
電話対応は、対面での対応とは違ったコミュニケーション能力が必要になるので注意が必要です。
もしこれまで経験がなく、転職などでこれから働くところで電話対応をすることになるのなら、きちんと対応の仕方を知っておく必要があります。
電話対応にはいくつかの種類があり、TPOによって行うべきことが異なるので、正しく把握しておきましょう。
まず、専用のスタッフを用意していない病院やクリニックなどでは、電話で来院の予約を受け付けるのも看護師の仕事となっているケースがあります。
スケジュールをしっかりと管理して、ダブルブッキングにならないように注意する必要があります。
ただし、最近ではパソコンで予約管理している場合が多いので、操作方法さえ分かれば困る可能性は低いでしょう。
病気について何かしらの相談があったときの電話対応も、看護師が行うことになります。
医学的なことを看護師が答えるのは難しいケースも多いので、そのときはドクターに伝えて回答をもらうことになります。
そのため、勤めている診療科の医学的知識がある程度なければ、ドクターが適切な返答をするために必要な情報を患者から聞き出だすことができません。
もちろん、新人が最初からすべての電話対応を任せられるわけではありません。
先輩が指導してもらえるため、そこでしっかりと電話対応スキルを養っておくことが大事です。
経験を積んでTPOに合わせた電話対応のコツをつかめば、最初は苦手意識があった人も、徐々に克服することができるでしょう。